誰もが必ず高齢者になるのですから、準備を始めましょう。「つまずく」「骨折」を防ぐためにも、実はとっても重要な、足の爪の役割の話
足と歩行の未来開発ラボ、代表の井手口です。
いつもお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
先週半ばから冷え込んだ東京、アシタスタイルは、暖房を入れました。弊社がお借りしている物件は、天井高めでお洒落な、低層デザイナーズマンション。とっても贅沢な造りですが、少し古いため冬場は寒いです。。。
そんなサロンに、現在、大きな座卓と、座布団があります。育成クラスが始まったので、みんなで座卓を囲んでのお勉強。フローリングの上には分厚いカーペットを敷いていますが、板張りに直に座ると、足腰から冷えるので「やっぱり座布団を買おう!」となりました^^
座卓、まぁまぁな大きさなので仕舞うのも大変だし育成クラスがない時も、出しっぱなしにしているんです。
というのも、私、そこで事務作業ができるから。
正座でね、書き物作業しています。
正座って、とても良い座法なんですよ。
身体がまとまるし、身体と心が安定します。
「日常の所作を鍛えて身体をちゃんと使う」日本式フットケアを謳っているアシタスタイルは、日本式の座位である蹲踞や正座を重んじていますので、自ずとそうなりましたね。
元々、サロンへお越しのお客様用には、ソファーや椅子をご用意しているのですけれど、近頃はいらっしゃる皆さん、もれなく、床へペタンと座られます。「下に座るのが落ち着くのよー」「やっぱり日本人はね」と。
そんな感じで寛ぎ感マシマシなリラックスできるサロンになっています。
リピーターのお客様は階段クラブのイベント、シューズやパンプスの受注会、アシタスタイルの懇親会などで、「あ!〇〇でお会いしましたね!」な感じになられていてお客様同士が自然に打ち解け、会話が弾んでいく様子を見て嬉しく感じる今日この頃です。
そこで、サロンの寛ぎ空間が大活躍!というわけです。
さて、本日のブログは、育成クラスの講義で使うテキストを再改訂しながら、感じたこと。
「今や、アシタスタイルでは、常識となったけれども、世間ではまだまだ当たり前じゃないよねー」のひとつでもある「足の爪の伸び方」について。
かつて、井手口がドイツ式フットケア・フスフレーゲを学んでいた頃、「足の爪は、手の爪と比べて伸びるのが遅いので目安は1年で1センチくらいです」と教わりました。
ですが、アシタスタイルの常識は、そうじゃないんですよ。
足の爪、伸びる!!伸びる!!
ほんとうは、手も足も、爪の伸びる早さはさほど変わらないことがわかりました。
足の爪も手と同じくらいけっこうな頻度で切っています。
つまり、それほどに足趾の先端まで使って足が仕事をしている証拠ですし、末端まで血が通っている証拠!
実はとっても重要!足の爪の役割
足の爪は足趾の先端までない骨格の代わりに地面からの反発力を受け止め蹴り出す瞬発力に変えるサポートをする器官です。
◎感覚器の補助
◎つま先の保護
◎指先の形を整える
◎体重を支える
◎骨が盛り上がらないよう抑える
◎身体バランスを保つ
◎歩行、走行時、先端へ力を伝える
◎着地する
◎踏み込む
◎踏ん張る
といった働きをします。
ですから、足の爪が、上記のような働きを当たり前に行っていれば、当然、爪は大きくなりますし、どんどん伸びます。
それは手先を使っていれば、手の爪が伸びてきて切るのと同じように、足先を使っていれば、足の爪が伸び、切る必要が出てくるんですよってことです。
ということで、あなたの足の爪は、どうですか?
手の爪と同じくらい、切る頻度は上がっているとしたら、あなたの足の機能、向上している証拠ですよ!
ぜひ、フットチェックにいらしてくださいね。(井手口から褒められに、来てくださいねー!)
次の新しい身体に向けた新たなご提案も差し上げます!
足が当たり前に働いてくれたら身体は平常運行。
「足づくり」は、ほぼ完了です。
安定する足元で身体の土台が出来上がったら、いよいよ「身体づくり」のフェーズ。
リピーター様は、皆さんそんな「身体づくり」の取り組みでサロンをご利用になられています。
だってね、必ず高齢者になるんですよ、私たち。
あなたも、周りも、全員。
そうやって、自分の未来を見据えていくと、必ず出てくる心配案件は「骨折しないように。」ですよね。
ですから、つまずかない歩き方を習得しておく必要があるんです。
また、自分の足を使って、今のうちから歩いておいて、将来も歩ける身体を作っておく必要があるんです。
骨折しない身体にしておく必要があるんです。
自転車を漕いだり水泳したりなど、体力づくりには良いかもですが、骨折予防にはなりません。
骨を強くしたければ、足裏に自分の体重を乗せて、立つ、歩くを行いながら骨に負荷をかけ続けることです。
人生100年時代、「長生きというリスク」に向けての備えを始めましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは、また!