足は第二の脳。認知症予防のカギは「母趾着地」にあり。

ブログ,代表ブログ

アシタスタイル代表、井手口です。

「歩く人ほど、認知症リスクが低い。」そんな研究報告を目にしたことはありませんか?確かに、歩行は脳への血流を増やし、前頭葉を活性化します。

でも、実際には、毎日たくさん歩いているのに認知症になる。そんな方も少なくありません。徘徊する高齢者の姿は、その典型例ともいえるでしょう。

1. 歩くだけでは足りない

実は「ただ歩く」だけでは脳への刺激は不十分なのです。

重要なのは 歩行の質、特に「母趾(親ゆび)の適正な着地」が決定的なカギになります。

2. 母趾の役割と脳への刺激

  • 足裏には 約7,000個のメカノレセプター(神経受容器) があり、地面からの情報を脳へ伝えています。
  • 中でも母趾は「最後の蹴り出し」を担う部位。適正に接地できないと、足裏センサーが十分に働かず、脳への刺激が激減します。

研究では、「母趾のグリップ力を鍛えた高齢者は、MMSE(認知機能スコア)が有意に改善した」と報告されています。つまり、母趾を使えるかどうかが、脳の若さを左右するといえるのです。

3. 外反母趾と認知症の関係?

介護の現場からは、興味深い声が上がっています。

「井手口さんと出会って、足の働きの話を聞いて以降、自分の足だけでなく、他人様の足についても気になるようになりました。実は、認知症の方の足を見ると、外反母趾の人ばかりなんですよね…。」

こちらは、介護職に携わる、私のお客様方から頂く実際のお話です。

外反母趾と認知症の関係性は、今のところエビデンスがありません。

学術的に十分に解明されていないとは言えども、決して無視できない事実があることを、頭に置いておいた方が良いかもしれません。
 
外反母趾と認知症の関係を研究してくださる学者さん、どこかにいらっしゃらないかしら…。

外反母趾とは「母趾が適正に着地できない状態」を意味します。

  • 外反母趾 → 足底感覚の低下 → 脳への刺激不足
  • 母趾の推進力低下 → バランス崩壊・転倒リスク増加

こうした連鎖が、認知機能の低下と、全く関連していないとは言い切れないからです。

4. アシタスタイルの視点=足質快善

アシタスタイルが提唱する 足質快善 は、まさに「歩行の質」を高めることに焦点を当てています。

  • 足底アーチを整える
  • 母趾が正しく着地できるようにする
  • 足裏センサーを最大限に働かせる

これによって「ただ歩く」から「脳を鍛える歩行」へと変わります。

5. 未来の自分を守るために

今の日本では、65歳以上の約4人に1人が、認知症またはその予備軍と言われています。歩くことは誰でもできます。しかしながら「母趾で大地を押しながら歩くこと」は、できていない人がほとんどです。

外反母趾を改善したいという目的が「外反母趾で靴に当たって痛むから何とかしたい」とか、「外反母趾の形状が美しくないから何とかしたい」といった願望も大切ですが、外反母趾という結果にばかりフォーカスをしていて大丈夫ですか?

母趾を使えるかどうかが、脳の若さを左右すると聞けば、外反母趾形状による「母趾の機能低下」について考えなければならないのではないですか?

未来の自分を守るために。
今こそ足質を快善し、一刻も早く「母趾が適正に着地する」歩行を身につけましょう。

あなたの認知症のリスクを減らすためにも、必要不可欠なスキルです。

▶ 今すぐ【🔰初回カウンセリング】で相談する
▶ 今すぐ【無料体験会】へ参加する
▶ お久しぶりの方・リピーター様はこちら


関連記事はこちら▶足裏センサーと認知機能の関係

※アシタスタイル®は、「足と靴のトラブルを靴の履き方で根本から快善する」靴の着付け®×足質快善®専門サロン&スクールです。
足の骨格構造・歩行機能・靴の構造に基づく最新フットケア理論と技術、日本式の知恵とを融合した「足元から全身を整える」フットケアをご提供しています。
対症療法ではなく、「再発させない身体」へ。
▶ 詳しくはこちら【アシタスタイルについて】