尿漏れが気になる方へ|原因は「骨盤底筋」と「歩き方」にあり
尿漏れは加齢だけが原因ではありません。骨盤底筋・内転筋・足ゆびの使い方まで、足元から見直す尿漏れケアをアシタスタイルがご紹介します。

尿漏れは「歩き足りないこと」のサインかもしれません
尿漏れは加齢のせいにされがちですが、実は若い方でも密かに悩んでいる方が少なくありません。その原因のひとつとして考えられるのが「歩き足りないこと」です。尿漏れを防ぐには骨盤底筋の働きが欠かせないことをご存知の方も多いのではないでしょうか。
骨盤底筋とは?体幹を支える「土台」の筋肉
骨盤底筋は、体幹(インナーユニット)の「床」にあたる筋肉で、上半身を支え、内臓が落ちてこないよう蓋をする役割を担っています。
体幹を樹木にたとえると、幹の太さがその木の強さと比例します。しっかりした幹があれば木は折れにくく、また「竹」のように細くても強くしなやかな体幹を持つという在り方もあります。体幹が強いと身体が安定し、疲れにくく、ケガもしにくくなります。そんな体幹の根元にあたる部分が、骨盤底筋なのです。
骨盤底筋は「締める」前に「緩める」ことが必要
骨盤底筋は、弱って緩むだけでなく、硬くなること(過緊張)によっても尿漏れが起こりやすくなることが分かっています。締める力はもちろん、しなやかに動く柔軟性があってこそ、本来の締結力を発揮できる筋肉です。
尿漏れ対策として「骨盤底筋を締めよう」というトレーニングをよく見かけますが、運動不足で硬くなってしまった筋肉は、それ以上締めることができません。骨盤底筋を機能させるために必要なのは、締める前に「緩める」こと=ストレッチです。そこで有効なのが「歩く」ことです。
「歩くこと」は骨盤底筋を緩めるきっかけになる
歩行とは、骨盤から脚を踏み出す動作の繰り返しです。この骨盤まわりの一連の動きが、骨盤底筋を含む体幹(インナーユニット)に自然な伸び縮みを与え、硬くなった筋肉を緩めるきっかけになります。
骨盤周辺の筋肉に過緊張があると、脚の振り出しが極端に小さくなります。お年寄りに多く見られる摺り足やちょこちょこ歩きは、まさにこの状態です。歩かない生活が続くと骨盤周りの筋肉は動く機会を失い、硬さがほどけないまま衰える一方になってしまいます。
歩かない生活は、尿漏れだけでなく、つまづきや転倒のリスクも高めます。筋肉も骨も弱くなることで「転倒→骨折→入院→寝たきり」という流れにつながりやすくなるため、注意が必要です。
締めるトレーニングの前に、まずは歩いて緩めること。それが尿漏れケアの土台になります。
尿漏れと内転筋(内もも)の関係|3つのポイント
尿漏れは、太ももの内側にある「内転筋」とも深く繋がっています。骨盤を安定させる位置関係にあるためです。内転筋が弱まると骨盤や股関節が不安定になり、骨盤の底で尿道を支える骨盤底筋も連動して働きにくくなるため、尿漏れが起こりやすくなります。
1、骨盤を安定させる:内転筋は骨盤に付いており、骨盤全体のバランスを保つ土台となります。
2、筋肉を連動させる:内転筋と骨盤底筋は連動して働くため、内ももを締める動きが骨盤底筋の収縮をサポートします。
3、姿勢を維持する:内転筋の衰えは骨盤の傾きやO脚を招き、体幹のバランスが崩れて尿漏れを悪化させる一因になります。
カギを握るのは「母趾」と「母趾球」の踏み込み
歩行で内転筋をしっかり使えるようになるには、母趾(親ゆび)と母趾球の踏み込みがとても重要です。しかし、外反母趾になってしまった足では、その動きが上手に行えません(外反母趾の方が内腿を締めにくい、ウエストにくびれができにくい原因のひとつでもあります)。
足のゆび先で地面を踏みしめる力が失われると、歩行のたびに得られるはずの骨盤周りへの働きかけも弱くなってしまいます。
足ゆびから全身へ|アシタスタイルが大切にする視点
アシタスタイルが大切にしているのは「足ゆびを使っての全身動作の繋がり」という視点です。尿漏れというお悩みひとつを取っても、その入り口は足元にあります。
足ゆびの使い方から歩行、内転筋、骨盤底筋、そして全身の姿勢まで、すべては繋がっています。「緩める」「締める」対策だけでは届かない部分に、足元からアプローチできること。それが、アシタスタイルのケアが選ばれる理由のひとつです。
尿漏れが気になる方は、まずご自身の歩き方や足ゆびの使い方から見直してみませんか。足の動きから歩行改善を進めることで、日常歩行は立派な運動へと変化します。
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