足は大事と言いながら、なぜ私たちは「足を大事にしない」のか?
▶ 足を大事にしているつもりでも、実はほとんどの人が「足を見ていない」。
足の不調は表面化しにくく、気づかないうちに歩き方や姿勢、体調まで影響を受けています。なぜ私たちは足を後回しにしてしまうのでしょうか?その理由と、足から未来を整えるための本質をお伝えします。

はじめに
アシタスタイル代表の井手口雅恵です。
多くの方が「足は大事」と口にします。けれど実際の生活では、足を大切に扱っている人は驚くほど少ないのが現実です。フットケア事業を13年以上続けてきた私は、ずっと問い続けてきました。
なぜ、日本では足のケアが習慣にならないのか?
なぜ足の健康は後回しにされ続けるのか?
その答えのひとつが、「足の問題は表面化しにくい」という特性です。
足が「見えない」から、問題にも気づきにくい
顔や体型は毎日鏡で確認できますが、足は常に靴の中。自分の足を観察する機会も、他人の足と比べる機会もほぼありません。しかも
- 健康診断に足のチェック項目はない
- 足には「正常値」という基準がない
- 足の形・爪の角度・歩き方が「個性である」と誰も教えてくれない
その結果、私たちはこう思い込むようになります。
「靴なんてそんなものだろう」
「足が痛いのは仕方ない」
「合わない靴でも我慢するしかない」
でも本当は逆です。
✔ 靴が足に合わせるべき
✔ 足は身体を支える土台
✔ 歩き方は健康寿命を左右する
足を整えることは、身体を整えることそのものなのです。
12歳で外反母趾と診断された日から始まった「靴ジプシー」
私が足の世界に踏み込むきっかけは、12歳。突然「外反母趾」と診断されたことでした。そこから、長い長い靴ジプシーが始まります。
- どんな靴を履いても痛い
- 身体の専門家は靴の知識がない
- 靴の専門家は身体の構造を知らない
- 医師の答えは「足に合った靴を履いてください」で終わる
どこに行っても、解決策はなかった。だから私は決めたのです。
「足と靴と身体を同時に扱う場所を、自分で創ろう。」
12歳の私が抱いた願いを、大人の私が「アシタスタイル®」として形にしました。
歩けなかった弟の存在。私のもう一つの原点
私には、8歳下の弟がいます。生まれた時は元気だったのに、歩けるはずの年齢になってもなかなか歩けず、彼は「歩けない身体」で生まれたことがわかりました。
坂と階段の多い長崎の町で、家族全員が彼の歩行を支えようと必死でした。
小学生までは、松葉杖で歩く練習をしたり、補助輪付きの自転車に乗れたりしていましたが、どんどん成長する身体にリハビリは到底追いつかず、中学生になる頃には車椅子が必須になりました。
そこで私は知りました。
- 自分の足で歩けることの尊さ
- 親の苦悩と、障害への社会的な偏見
- 人は「歩ける」だけで人生が変わるという事実
この経験が、私の中に強烈な信念を残しました。
歩くことは、生きること。
アシタスタイルの原点には、この体験と弟の存在があります。
アシタスタイルが目指すもの
アシタスタイルは、単なるフットケアサロンに留まりません。
▶ 未来の足を創造する専門機関
▶ 歩く力を取り戻すための拠点
▶ 日本人の身体文化に合わせた「足を躾ける・日本式フットケア」サロン&スクール&ラボ
ここでは、
- 足質快善®メソッド
- 靴の着付け®(日本式シューフィッティング術)
- 3Dインソール(骨格誘導技術)
- 自己整体シューズ
といった独自技術で、足から全身を整えていきます。
日本人が足を後回しにする本当の理由
結論から言うと、
▶ 「老い」や「衰え」を認めたくないから。
▶ 現実から目を逸らす心理が働くから。
足を見れば、年齢や生活習慣が一目で分かります。だから、こんな気持ちが生まれます。
- まだ大丈夫だと思いたい
- 自分だけは老いないと思いたい
- 足を見せるのが恥ずかしい
- 痛みを、気のせいにしたい
その結果、足の健康はいつも後回しにされます。
でも、足は人生の土台なのです。
足を見つめることは、自分の生き方を見つめること。
足を整えることは、未来を整えること。
なのです。
最後に。アシタスタイルの理念
私は、これからも日本に「歩く文化」を取り戻します。
- 歩ける身体をつくること
- 足元から健康寿命を延ばすこと
- 日本人の身体文化を取り戻すこと
- 「靴なんてそんなものだろう」の常識を変えること
先人が残した「満足」という言葉の意味を、足元から見つめ続けながら。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
■ 関連ページ
・▶ 足質快善®とは
・▶ 靴の着付け®とは
・▶ アシタスタイル®が選ばれる理由
・▶ 外反母趾の根本改善(症状ページ)
・▶ オーバープロネーションとは
・▶ 自己整体シューズ《足質快善モデル》
・▶ 骨格誘導3Dインソール





