佐々木理恵子(運動学博士・理学療法士・鍼灸師)

アシタスタイルへ足を運んだきっかけは?
これまで整形外科のクリニックで理学療法士として患者様の治療に関わることが多かったのですが、その中で感じていたことの一つに、足部のリハビリテーションが「なんとなく難しい」ということがありました。もちろん、解剖学や運動学、治療手技の書籍などからそれなりの情報は得られるのですが、本当にこのアプローチ方向でいいのかな?という疑問が常にありました。今考えれば、足そのものの理解が乏しく、骨折などの疾患そのものの教科書的な理解しかなかったからだと感じています。
そして、とあるきっかけで、はり師・きゅう師の資格を取得しサロンを開業する決意をして、実際に患者様の素足を見る機会が増えた時に、素足を人前に出すことにコンプレックスを持っている人が多いことに気づきました。皆さん口をそろえておっしゃるのは、「足が汚くて恥ずかしい…」という言葉。もちろん、別に本当に汚れていて汚いわけではありません。足趾や爪の形が変形していたり、踵がガサガサになっていたり、ウオノメやタコができていたり…そんなお悩みを抱えていらっしゃいました。そして「困ってはいるんだけど、もうこれは仕方ないのよ。こんな風になっちゃったんだもの」と半分諦めたようにため息をつくような状態でした。
日常生活において、足は靴下や靴に隠れており、人前に素足を出す機会は少ないため、うっかり見逃しがちになっていますが、私たちの身体そのものを支えてくれている部分です。私は、私のサロンに来てくれている人や、普段私に関わってくれている全ての人に「元気に」「健康に」なってもらいたいとサロンを開業させたこともあり、足の勉強をしなくては!と足の勉強ができる場所を探しました。
そんな時に友人から「足のことをやっている面白い場所があるよ」とアシタスタイルを紹介してもらい、それがアシタスタイルを知るきっかけとなりました。当時の私自身は、足そのものに特に不調は感じていませんでしたが、もともと靴が好き(派手だったり、一点ものだったり)だったこともあり、「足にいいオリジナルシューズがつくれる」というのが実は一番魅力的に感じ、アシタスタイルへ足を運びました。
でも、初めてアシタスタイルに足を運んだ時には、アシタスタイルアカデミーで足について学ぶことやインソールをつくれるようになることはもう決めていました。
学びはどのような方へどのように活用していますか?
アシタスタイルアカデミーで得た情報や技術は、私のサロンに来ていただいているクライアント様を始め、整形外科のクリニックでの患者様、放課後等デイサービスで接する子供たちやその親、友達と一緒に開催するイベントに来られたお客様にお伝えしています。
そこで感じるのは、人には言ってなかったけど…と、足にお悩みをお持ちの方が本当に多いということです。痛みだけでなく、歩き方のクセ、靴の合わせ方などたくさんのご相談をいただいています。「仕方ない」で諦めていた人たちが、「そうすればいいんだ!」と表情がパッと明るくなる瞬間は、お伝えできてよかった!といつも嬉しさでいっぱいになります。
足は、私たち人間が生きて行動するために必ず使う部位で、いつも私たちを支えてくれています。ひとりひとりが自分の足のことをもっと知ることで、防げる不調がたくさんあります。不調が出てから、不調の部分のみを治すのではなく、不調の起こらない身体を手に入れることが、これからは重要です。
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