足底腱膜炎の痛みで気付く、足からの悲鳴
井手口です。
いつもお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
先日サロンへご相談に来られた50代のKさんのお話です。
Kさんは、冷え、肩こり、腰痛、手足のしびれ、バネゆび、五十肩、歩行不安、不眠症、などなど、思い通りに動かせない身体に鞭打って、なんとか暮らしている状態とのこと。
病院へ足を運び、たくさんのお薬の服用と、注射などの治療を、言われるとおりに続けるも、ご自身が望む結果が得られないのに、出費ばかりがかさみ、体調は良くなるどころか悪くなるばかり。
ここ最近は、歩くとヘトヘトに疲れることと足の痛みから「足底腱膜炎」を診断されたことで、「きっとこれは、身体だけじゃない。足に根本的な問題があるのだろう」と察し、アシタスタイルへの訪問を決めたそうです。
Kさんは仰いました。
「アシタスタイルさんの事は、〇〇さんからご紹介されて以前から知っていたのですが、身体の不調だからと思って後回しにしていました。ホームページを隅々まで全部読んで井手口さんのこれまでの歩みを知りました。この人だったら、今の私の状態を理解してくれるかもしれないと思ったのと、足底腱膜炎の痛みが出たことで、足からの悲鳴に気が付きました。足が小さくて靴のサイズが無くて困っていた経緯もありますし、やっぱり、足だ。足を何とかしなきゃ！と思って、伺いました。」
「頑張りたくても頑張れないんです。
気力が続かないんです。
身体が動いてくれないんです。
周りの人は、私が怠けていると思っていらっしゃるみたいで、この体調を理解してもらえないことが、ツラいです・・・。」
不調に苦悩するKさんのお話に耳を傾けていると、それはまるで、30年前の私のことでした。
毎日襲われる「痛み」の恐怖。
将来に希望や光など全く見えない不安しかない自分の人生。
（私は一体、この先、どうなるんだろう。。。もっと老いたら、どうなるんだろう。）
メンタルもフィジカルもボロボロで、まさに、お先真っ暗な状態。
かつての自分が体験してきた、誰にも理解されないあの暗くて冷たくて独りぼっちの恐怖の館を想像すると、居たたまれない気持ちになりました。
Kさんを一刻も早く、そこから救出せねば！！
足が崩れていくメカニズムを説明するために、Kさんの足に触れながら、実際にどのように修繕して立体的に「立たせて」いくのか？イメージを掴んでいただく。
身体が覚えていた使い方の悪い癖を取り除きながら、新たな使い方を体得していく事で、どんな風に着地が変わり、足のゆび着きが変わるのか？姿勢が変わるのか？を感じていただく。
「Kさん。足底にはね、【土踏まず】と呼ばれる空洞、つまり、身体の底面の【余白】が必要なんです。足の裏にあるアーチの空洞は、広くなったり、狭くなったり、高くなったり、低くなったりしながら、足が身体の動きの幅を自分で調整しているんです。足底腱膜炎の痛みを起こしているKさんの足は、まるで、テニスのラケットのガットが、張り裂けそうなほどパンパンに張られている状態。そのままだと、いつか、ガットが切れてしまうイメージ、持てませんか？」
「恐らくですが、Kさんの20センチしかない小さな足がしっくり収まるサイズの靴を、靴屋さんで見つけることはできなかったでしょう。Kさんは、ずっとご自分の足に大きすぎる服を着て来られたから、脱げそうな服とともに歩いてきた道のりは、安心・安全とは程遠かったと想像できます。本当に、大変でしたね。さぞしんどかったことと思います。」
「Kさん。Kさんが長い時間をかけて身に付けてきた使い方の癖って、なかなかに癖が強いため、簡単には矯正できませんが、それでも身体は賢いので、身体が理解したら、誰でも、本能的に、直感的に、【本来あるべき身体の正解の位置】が掴めるのです。」
「アシタスタイルでは、体幹がブレている人でも【本来あるべき身体の正解の位置】を掴んでいただけるように、【アライメント調整シューズ】と【骨格誘導３Dインソール】を用いることで、身体への適切なアプローチとしています。
私たちはスポーツ選手ではありませんけれど、トップアスリートが常に探している【ゾーン】探しと同じことをしていきます。
【立つ】【歩く】の精度向上と再現性を高める作業を、細かく、丁寧に、やっていきます。とはいっても、難しいことは何にもないので、楽しみながら、少しずつ、確実に、掴んでいきましょう！」
Kさんは様々な苦労と想いを涙とともに吐露しつつも、それらを解決へと導くアシタスタイルのノウハウとツールに感動してくださって、帰り際には、「良い方に変わるイメージが持てました！確かな手応えがあります！これからもよろしくお願いいたします。次は、子どもたちを連れてきます！」と、笑顔でお帰りになりました。
Kさんのご訪問のおかげで私は、再び自分の原点に立ち還ることができました。
お客様の存在は、いつも、とても、有難いです。
若い頃の私から（あの頃の私を決して忘れないでね）と言われたような気がしています。
元気な今の自分を過信することなく自分を大切に扱いこれからも、信念を貫いていく所存です。
Kさん。
アシタスタイルへご相談へお越しくださりありがとうございます。
原因からの根本解決、進めていきましょう！(^^)