子どもの気持ちを大人が理解する方法

井手口です。

子どもたちと、対話するのが好きです。

 

夏休みですね。
アシタスタイルオフィスも、8/12~8/15まで夏季休業中。

街中で子どもたちを見かけることも多く、
本日も、子どもフォーカス記事です。

 

 

「うちの子、いったい何を考えているか、
ちっともわからなくて・・・」

なんて、

お子さんを持つ親御さんは、
悩みが多いようです。

 

今日は、子どもの気持ちを理解するための
私なりの考え方を述べます。

 

 

子どもの彼らと話していると、
当時の自分が抱いていた想いが、
リアルに蘇ってきます。
(私の脳の特性もありますが)

 

 

かつて子どもだったころ、

大人から、
「子どものくせに」とか
「まだ早い」とか
「知らないだろう?」とか
侮られたり、
ひどく子ども扱いされたりなどで、
歯痒い思いや、
悔しい思いをたくさんしました。

 

もちろん、
ちゃんと目を合わせて
話を聞いてくれる大人もいましたが

大体は、軽くあしらわれ、
話を聞いてはもらえなかった。

 

そうやって
軽んじられることが増えてくると、

大人のことが信じられなくなりますし

(どうせ大人なんて)
という思いが増え

(何を言っても聞いてもらえない)
(子どもの私なんて…)と

結果、口を噤んでいきました。

訴え、主張し、
それを何度も何度もトライし
聞き入れてもらえないと、

人はそれを諦める。

 

けれど、飲み込んだ想いは

お腹の中で、憤りとなり

大きく大きく膨らんでいくんです。

 

親に対しての憤り。
大人に対しての憤り。
社会に対しての憤り。
そして、
何もできない自分へのいら立ち。

 

だから、私は、早く大人になりたかった。

 

 

長女でしたし
しっかり者のお姉ちゃんでいることも

忙しそうに
一日中くるくる動き回っている両親を見ていたら

自然発生的に、
そういう振る舞いになりました。

 

 

「しっかり者のお姉ちゃん」は
あくまでも演じている役であって

やっぱり、子どもで、

甘えたい私はずっとどこかにいて

それでもなかなか叶えることができなくて

モジモジとしているうちに、

あっという間に時間が経ち

今日に至ったような感じです。

 

 

今年50歳を迎えます。

「大人」と呼ばれる年齢ですよね。

実際、自分が50歳に到達してみて
感じるのは

私は大人の形をしているけれど、
未だ、中身は、彼らと同じくらいの年齢だなーってことです。

 

 

だからこそ、
彼らが胸の内で思いながらも

なかなか口に出せずに
モジモジしているあの感じが

自分のことのように良く解かるんですよね。

 

言いたいけれど、
恥ずかしさの方が先に立ち
口に出せなくて・・・っていうあの感じ、

言いたいけれど、
言うと、また、怒られるんじゃないか?

言いたいけれど、
言うと、また、否定されるんじゃないか?

彼らの言わんとすることが
手に取るように解かるから

親御さんに見えないよう
聞こえないように、コッソリ
彼らの耳元で囁いて

彼らの想いを私の言葉で代弁すると

彼らは、私の方へぱっと顔を上げ、
私の目を真っ直ぐに見るんです。

その後、目をキラキラさせて

「うん。うん。」と、大きく頷く。

 

ハートを開いてくれたら

直ぐに口も開いてくれて

ずっと閉じていたさまざまな思いを、私へぶつけてくる。

 

しかも、思いっきりの直球を投げてくる!

 

 

私は私なりに正直に生きようと
心の内を包み隠さないように生きてきたつもりで

大人の社交辞令的な関係性は苦手ですし、
だからやっぱり、お世辞とか言えない。

 

(で?で?建前じゃなくてさ、
正直なところ、どう思ってる?
まだ本音、言ってないよね?)

なんて思っちゃうのです。

 

その点、
一切、飾ることを知らない
正直でストレートな彼らとは、
とても気が合い、
楽しい会話を続けることができる。

となると、
私の精神年齢はきっと、10歳くらいですかね(笑)

 

 

子どもは、
ちゃんと大人の言葉を聞いているし、
大人の行動を、じっと見ていますし、
その通りに「習って」いくのですよね。

 

そう。

教えられるんじゃなく、勝手に習う。

 

それが証拠に、幼児たちは、
親が教えてもいない言葉を使い始めるでしょう?

 

子どもはただ、語彙が少なくて、
表現力がないだけで、
知っているし、わかっています。

 

だから、赤ん坊でも、幼子でも、

1人の意志ある人間として扱い、
関わってあげることができれば、

そのような振る舞いを自然と身に付けます。

 

「知らないだろう」
「言ってもわからないだろう」
そんな風に、子どもを侮り、
裏でコソコソと隠れて工作すれば

大人よりも格段に優れた感覚値を持つ
子どもは、瞬時に察知します。 

 

祖父母らに子を預け、
親だけでこっそり出かけようとすると

さっきまで元気だったはずの子が
急病になったり、
いきなり発熱したりするのは、
そういうこと。

 

子どもにしてみたら
「やっべーー!!オレ、今、親に捨てられそうになってるんじゃね?!」
って思っちゃいますもんね(笑)

 

 

だから、大人は、

子どもだからわからないだろう、
じゃなくて、

相手を一人の人間として、扱う必要があると思います。

 

普段と違うイレギュラーの行動をするときには、
「報告する」
「相談する」
「許可を得る」
です。

 

それを、子どもに対してでも、
相手が大人である時と同じように接する。

 

自分がされると
(あぁ、尊重されているな)と
嬉しく感じるように
子どもにもしてほしいなと思います。

 

 

先日の記事でご紹介した
Aさん、Nさんのお子さんたちは、
ママの日々の言葉や行動をみて
その通りになさりながら、
大人への階段を昇って行かれることでしょう。

 

 

人は、環境によって形成されていきます。

 

その人が生まれてから、

どんな環境で

どのように扱われてきたか?

によると思います。

 

後に天皇になる人だからと、
後に王になる人だからと、

そのように扱われ、

歴史を学び、伝統を継ぎ、所作、言葉遣い、立ち振る舞い、思慮や配慮を身に付け、周りから大切に丁寧に、尊重されて扱われれば、そのような人になります。

 

お前はクズだとか、バカだとか、ブスだとか、出来そこないだとか、「何やってんの!」「グズグズしないでさっさとやりなさい!」罵声を浴びせられ、恐怖と不安の中で生きていれば、そのような人になっていきます。 

 

小さな世界しか知らない子どもの世界を、広げるのが、大人の役割。

選択肢を増やすのが、親の役目。

 

 

子どもは未来そのものです。

 

 

私たち大人が、未来に何を遺せるか?

 

そう考えたときに、私は

 

いつか必ず大人になることが決まっている彼らを子ども扱いしないこと

だと、思っています。

 

 

今は、子どもの姿をしているけれど、
後には、紳士淑女になる人たち。です。

 

ずっと子ども扱いをしていて、
いざその年齢に到達したからと
いきなり
「大人になれ!」と言われてもね(笑)

誰だってそんなの無理に決まっています。

 

子どものうちから、
レディの扱いをしなきゃレディにはなりませんし

我が息子を、
女性の気持ちがわかる
イケてる紳士にしたければ、
子どものうちから
「ジェントルマン」として扱ってください。

 

道を歩くときは自分が車道側に立つ。

車の重いドアを開けてあげる。

空いている席を譲ってあげる。

女性の手を取ってあげる。

重い荷物を持ってあげる。

 

男性と女性の肉体の違いは
「チカラ」ですから

男という性は、自分よりも弱き者
・・・女性、子ども、年配者を
守るのがその性が担う役目。

 

特段に「紳士にしなきゃ!!」と
必死に教えることでもなく

これらの行為は、

シンプルに、

人として、

困っている人がいたら手を差し伸べる、

誰でも行えることで

自然に出来るようになる

「親切」と呼ばれる振る舞いです。

 

親が子どもに見せる姿。

子どもの目の前での夫の悪口を
直ちに止め、
闇雲に感情をぶつけるのではなく
事実を伝える努力をしてください。

妻の話に耳を傾け
妻の想いに耳を傾けてください。

 

夫の労働は当たり前じゃなく、妻はありがとうと感謝し

妻の労働は当たり前じゃなく、夫はありがとうと感謝する。

 

人生の伴侶は、自分自身が選んだのですから

相手の問題は、自分の問題。

 

互いが相手を尊重し、
互いに相手を称え、
互いに相手を思いやり、
相手を心から愛し、幸せ感を醸し出す姿を、日々見せていれば

子どもたちには否応が成しに、その様子が目に入ります。

そして自然に

「こんな仲のいい夫婦がいいな」

「こんな素敵な大人になりたいな」

そんな風に憧れます。

 

 

私は、私がまだまだとても未熟で
不躾だし、横着だし、
生意気で、子どもっぽいことを
十分に知っています。

私の言動により
起こしてしまった結果で

これでもかっっっ!!

というくらい、
毎日毎日、己の未熟を思い知ります。

 

子どもっぽい行為は
他人を不愉快にしますから

「こらこら。10歳じゃないよ」

「もう、見た目が50歳の形にかわっとるよ」

と、自分を律します。

かつて幼い私へ苦言を呈し叱ってくれた大人たちの言葉を思い出す。

 

時に厳しい大人たちに、
今となっては愛を感じずにはいられません。

 

言いたくないことを、
私のためを思って
わざわざお節介してくださったのよ。

 

優しい大人たちだからこそ

・どうして、指摘されたのか?
・どうしたら、より良くなるのか?

子ども扱いせずに、
ちゃんと話を聞いてくれて、
ちゃんと説明してくれました。

 

近頃の子どもたちの様子を見ていると、
どうやら
指摘をする大人が減っているんですね。

 

自由と、奔放は、違います。

ありのまま、と、そのまんま、は、異なります。

 

時折、ビックリするような「聞く耳を持たない子ども」に出くわすことがあります。

 

そこは、まるで、無法地帯。

制御不能になっている輩が
人を舐めた態度で暴れて回っている。
人の話を聞こうともしない。
教養の欠片も見えない。
人とは呼べない「餓鬼状態」と化している。

 

見て見ぬふりなのか?誰も注意をしない。

 

障らぬ神に祟りなし。

なのでしょうね。

 

そんな様子を見たとき

「ここは、あなたの家じゃないよ」

「走りたいときは原っぱや公園に行こう。」

「ここは、みんなが静かに過ごしたい場所だよ。」

 

言っても聞かないときには、

「親が行った労働や親が得たお金によって、親の庇護のものに存在し、成り立っているあなたが、生意気な口を叩くんじゃありません。
自分が労働を提供し、社会に貢献したり、自分で稼げるようになって税金を払えるようになってから物申しなさい」

そのように思いますし、

あまりにもひどい場合には、そのように伝えます。

 

聞く耳を持たない子どもになっていくのは、

聞かないでもいい状態に、親が放置した結果です。

 

彼らが悪いのではなく
親の責任であり、大人の責任です。

そんな子どもが増えてきていることは、
悲しいですが事実ですし

大人の形をしていても
子どもっぽい振る舞いをなさる方が
非常なまでに増えています。

 

 

誰だって、
人から悪く思われたくはないですしね

誰だって、
面倒くさいことはやりたくないですし。

誰だって怠けたいし、楽をしたい。

 

じゃあ、一体、誰がやるのよ?

 

って、

親がやらなきゃ、

大人がやらなきゃ、

誰もやりません。

 

 

私は、
自分の子どもを産めませんでしたし、
育てもしませんでしたから

このまんまでは、
かつていただいたご恩を、
頂きっぱなしになってしまいます。

 

頂いたものは、お返しをする。

それが、筋ってもんです。

 

大人たちから頂いた
かけがえのないあったかいものを、
今度は私がお返しする番が回ってきました。

 

 

子どもたちと対話するときに思っていること。

「あなたはいつか、大人になるの。

いまは、そのための準備期間なのだから、

たくさんの経験をして、

たくさん学んで、

たくさんの人の話を聞いてね。

そして、あなたが大人になった時、

私があなたへしたことと同じように、

次はあなたが

子どもたちに伝えてください。」

心の中で、願い

時にはその言葉を、直接彼らへ伝えます。

 

 

「うちの子、いったい何を考えているか、
ちっともわからなくて・・・」

そんな風に悩む親御さんは多いですが、

あなたもかつては子どもだったのですから

 

自分が子どもだった時の記憶をたどり、

子どもが置かれている立場を考え

子どもと同じ目線に降り

子どもの気持ちを理解しようと、

全身全霊で想像力を駆使すれば、

おのずと答えは見えてくるのではないでしょうか?

 

お子さんが考えていることが分からないのは、

きっとあなたが大人の立場だけで、
片方からしか物事を捉えていない
表れなんじゃないかなと思います。

もしくは
子どもに迎合しすぎているのかもしれませんね。

 

 

先日、娘の件でサロンに伺ったとき、雅恵さんが、私でなく直接娘に説明してくださったことが、とても嬉しかったです。

次は娘が、私を通してでなく、直接親以外の大人に対応できるようになる番ですね。

M様(13歳のお嬢さんの母)

 

 

娘のお相手も、沢山むきあっていただき、本当にありがとうございます❗️

親子とはいえ、別々の人格。

タイプも違うと理解してあげられない事も、アドバイスが行き届かない事も多々ありますが、久しぶりに飾らず本音で話せたようです。

感謝してますありがとうございました‼️

S様(12歳のお嬢さんの母)

 

子どもであっても、
彼女たちを一人前として、
1人のレディとして扱えば
彼女たちだって、ちゃんとわかります。

 

 

先日、人生の大先輩が、教えてくれました。

「井手口さん。

50歳からはね、

恩返しの人生なんだよ。」

 

すごーーく

ストンと、

腑に落ちました。

 

そうだ、そうだ、そうなのだ!!!

50歳からの恩返し人生。

某TV番組のスカッとばぁちゃんを見習い、「お節介ばばぁ」を地でやろうと思います^^

 

私が
子どもたちとの対話が好きなのは
子どもだったころの
純粋な気持ちに戻れるからです。

 

その時代が終わって、
はやく大人になりたかった私が、
ずっと憧れていた「大人」の年齢に
なったことを教えてくれる時間だから。

 

 

その人が「よし」としている人生に

頼まれてもいないのに

何かしら言ったり、

何かしら行ったり、と

他人に何かを施す、お節介。

 

 

自覚ありきのお節介、

期待しないお節介、

上等です♡

 

この記事も、

いつも書いている記事も、

受講生やお客様へ伝えていることも、

ぜんぶ、お節介!!

 

 

我が子は親の子だけれど、
親がコントロールする生き物ではないし
所有物ではありません。

 

子どもの気持ちを理解するには

子どもとか、

大人とか、

立場や肩書を

ぜーーーんぶ取っ払って

一対一の人間どうし

腹を割って、

正直な思いをさらけ出すことだと思います。